

7月9日、10日に新潟エネルギー開発協同組合視察研修旅行で静岡に訪問してきました。


遠州の偉人や世界的な企業が発展してきたことを学ぶ。トヨタ自動車の豊田佐吉さん、スズキ自動車創業者鈴木道雄さん、ヤマハの山葉さんも遠州出身である。独立精神旺盛な風土であることがわかった。自動車産業は、自動織物を起源とするメーカーが多いということもわかった。とにかく製造業は規模が大きい。トヨタの売上は、48兆円/年。スズキも18兆円/年。スズキの社員は、世界で12万人ということ。インド、インドネシア、タイで売上を拡大しているとのこと。これを考えると建設業の規模ややっていることは、風の中の塵に同じということを実感した。


矢崎グループ自体が、売上高2兆5000億円、140法人、2万3千人のグループ。その中でも、矢崎エナジーシステムさんは、電線、ガス機器、環境システム、計装で2500億円の会社。今回の浜松工場は、ガス機器の生産に特化した会社である。その中でもガス機器の熱を利用して冷房空調を行うという製品をつくっていた。工場自体が、環境保全を目標とした農業を行っており、再生エネルギーの活用方法について、勉強になった。
再生可能エネルギーとコージェネレーションの熱高度利用によるエネルギーの未来のビル。ダブルコラムでロングスパン対応で使いやすい大空間、地下にトンネルをつくり、地中熱を利用して年中25℃を確保。涼しかった。消費電力の半分を太陽光で賄っているとのこと。素晴らしいシステムのビルであるが、中小零細企業には、そこまでの投資はちょっと厳しいかなという理想的なビルであった。


二宮金次郎の一生をわかりやすく説明して頂き、600余りの村の再興を実際に行った偉人であることを改めて勉強した。掛川市民のすごさも知った。昭和63年に掛川市に新幹線の駅を作る為に、当時の市長が市民に寄付を呼び掛けた所、28億円が集まったとの事。人口10万人の都市である。自分の住んでいる市民はそんな寄付集まらないだろうと思う。余ったお金で掛川城を作った。そういう気質が二宮金次郎を祀る大日本報徳社という宗教でもない市民活動が、盛んに行われてきたことが伺い知れた。
~まとめ~
今回の研修旅行で得られたことは、自分の会社に照らし合わせると、未利用農地を埋め立てて、さつまいもを作る農業法人の(株)トンボアグリを立ち上げた。自分としては、農業を通じて土地の再生利用を行っていくことをこれからも推進していきたいと思った。静岡は初めて訪れた土地だったので、新しい発見が多く、大変良い勉強になった。明日からの企業経営に生かしていきたい。